≪手織りランランの伝統を守る≫ヌサプニダ島支援プロジェクト
バリ島からボートで30分の離島ヌサプニダ島。
この島で伝統的に織られているのが、伝統織物ランラン(Rang-rang)です。ランランは、古来より、宗教儀式においてのみ着用され、たいへん神聖な布として扱われてきました。
”Rang-Rang"とはヌサプニダ語で「穴あき」を意味し、穴が空いているデザインが特徴です。これは【透明性・オープンさ】を象徴します。
クルンクン州知事への贈答式の様子
現地の女性たち
左の女性二人が身に着けているのがランラン
今はほぼ見ることのなくなった伝統的な織機↓
◆全行程手作業
草木染め作業
ヌサプニダ島やバリ島の植物を採取。
刻んで煮出して染料を作ります。すべて手作業で行います。
同じ工程でも職人によって出る色が変わります。特にこの青色はだすのが非常に難しいと言われています。
染料を煮だしているところ
そめたあとの糸
管巻き作業
糸の束を、再び糸巻きへと仕上げます。
糸が絡まないよう、切れないように、
非常に集中力と根気がいる作業です。
機織り作業
色やデザインを考えながら織り上げます。模様の多くは、ヌサプニダ島の大自然にインスピレーションを得て作られたもの。植物の葉、蝶々、山型など多岐にわたります。
縫製作業
離島ヌサペニダ島で織られたランラン織は、その後バリ島の縫製工場にてひとつひとつ商品へと加工されます。
完成
染色、織作業、そして縫製まで、全工程を手作業で行うため、約2カ月かけてひとつの商品ができあがります。
◆プロジェクトの目的
1.伝統の継承
年々、作り手が減少し、現在ではわずかな生産者が細々とランランを伝えています。
店主クトゥ・クリヤマナの家族もその一人。
クトゥ・クリヤマナの出身地である、ヌサプニダ島のカラン地区は、もともとランランの生産が盛んな地区でした。数年前に訪れた際には、どの家庭にも機織り機があり、村をあるくと機織りの音がする、そんな場所でした。
それが、いまでは、ほとんどの家庭では機織りを手放し、ランランを生産する人はいなくなりました。
このままでは、伝統織物ランランはなくなってしまう。
そんな危機感にかられた私たち夫婦は、ランランを復活させるべく、このプロジェクトを立ち上げました。
数百年続く伝統をまもり、次世代につなげていくために、ランランを使った製品を開発・販売を行っていきます。
2,女性の自立支援、子供の就学支援
ランランが作られるのはヌサプニダ島の最奥地。
ここは産業もなく、人々は自給自足。
水道もないため雨水をくみ上げて生活しています。
ダクシナショップは、仲介業者を介さずこの地区の女性たちへ直接ランランの制作を依頼しています。
適切な金額で買い取ることで、貴重な現金収入を提供し、女性の自立支援、子供たちの就学を支援しています。
3.草木染の技術の保護
ダクシナショップでは、伝統的な草木染の糸を使った生地を中心に扱います。
インドネシアにおいては、草木染よりもカラフルな化学染料を使った織物のほうが好まれるため、草木染の製品はバリ島内の市場に出回ることもほぼなく、現地の人たちが自分のためだけに細々と生産していました。
市場で取引される場合、その貴重性から、一枚一万円を超える高値で取引されることもあります。
しかし、草木染だからこその美しい風合いは化学染料に出せるものではありません。
ヌサプニダ島の大自然を閉じ込めたような優しい色合いがとても素晴らしいです。
ダクシナショップでは、この草木染の技術を守るために、草木染の織物を中心に扱っています。
草木染だけがだすことのできる優しい色合い
◆商品のご紹介
バリ島の神聖なエネルギーを運ぶ龍ぬいぐるみ(ランラン特別バージョン)
伝統織物ランラン 手織り草木染ヘアバンド
ランランとバリ島イカットミックス
オールランラン使用 ヘアバンド
COMING SOON
伝統織物ランラン 手織り草木染 マチ付きポーチ(オールランラン)
伝統織物ランラン 手織り草木染 クッション2枚組
クラッチバッグ
伝統織物ランラン 2ーway レザーバッグ
【精霊の住処ヌサプニダ島】ヌサプニダ島伝統織物ランランを使ったあずま袋
※在庫あり
【精霊の住処ヌサプニダ島】伝統織物ランランを使ったおしゃれショッピングバッグ
※在庫なしのため、受注生産受付中。生地を選らんでいただけます
【精霊の住処ヌサプニダ島】伝統織物ランランで大き目トートバッグ
※在庫なしのため、受注生産受付中。生地を選らんでいただけます
フリーサイズスカート
※新商品追加&生地を選んで受注生産も可能
◆お手入れの注意点
草木を使って染めた糸を使用しているため、初めの何度かは色落ちします。色移りしないよう、他の服とは分けて洗濯してください。また、お洗濯の際は、手で水洗い、または汚れが気になる際は、中性洗剤など「おしゃれ着用洗剤」を利用してください。
直射日光にはあてず、陰干ししてください。